
1. ムース化油の作成
(1)原油の蒸発
<目的>
油がムース化するためには、低沸点成分の蒸発が影響するため、実験で使用する油種について、ムース化油を作成する前に蒸発実験を行い、その特性を調査した。
<概要>
平成6年度から実施した本調査研究の焼却処理に供した油種は、原油4種、1種1号重油(A重油1号)、2種重油(B重油)及び3種1号重油(C重油1号)の7油種である。このうち低沸点成分の蒸発に供した油種は4種の原油及びA重油で、B,C重油については蒸発実験を行っていない。
各油種の蒸発実験は、風通しのよい場所で天日に晒すとともに、送風機で送風し蒸発の促進を図った。また、夜間は覆いをして夜露等の浸入を避けた。(写真−1参照)
本調査研究では、蒸発率30%を目標に各原油の蒸発実験を行った。
写真−1 原油の蒸発実験の模様

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